看護職員処遇改善について知ろう!給与アップ!

 令和4年10月から診療報酬で、賃金UPします!

 看護師の皆さま、こんにちはそしてこんばんわ。

 中央社会保険医療協議会(通称中医協)で、診療報酬による看護職員の処遇改善のルール設定について発表がありました。

 具体的な内容は、8月中に確定されるようですので、現時点での速報となります。

 一時的ではなく、継続的に収入を3%(月額1万2千円程度)引き上げられるようです。

 是非、公平な視点で皆さんに還元していただきたいところですが、残念なことに「入院の診療報酬」のみで対応するという設定が有力だそうです。

 少し難しい話になりますが、算定構造は、「看護職員数×1万2千円+α」=「入院延べ患者数×X点」となり、一定以上の変動があれば、変更届が必要になるようです。

 患者数の増減により充当される報酬の不足あるいは過剰が発生することも想定しなければならず、病院にかえって負担を強いることになるかも知れません。

 看護職員以外にも、病院の裁量でメディカルスタッフに配分されることを認めていたり、職種間の賃金水準のバランスが崩れることで、病院の持ち出しが発生する事態となり、混乱を招くことも懸念されています。

 わかりやすく運用しやすい、そして公平な制度設計を期待したいですね