水道水で虫歯予防は効果あるの?

歯磨き粉以外で効果的な虫歯予防?

水道水のフッ化物に注目!

 愛知、岐阜、三重で求職中の看護師の皆さま、こんにちはそしてこんばんわ。

 歯医者さんは、コンビニよりも数が多いという事実は、よく言われていますので耳にされた方も多いかと思います。

 2022年1月のコンビニエンスストア統計調査月報によると、コンビニエンスストアは全国で55,956店。

 一方、2021年11月の厚生労働省の医療施設動態調査によると、歯科診療所は全国で67,886施設。

 なんと歯医者さんが、1万以上も多いようです。

 日本人小児の虫歯は、減少傾向にありますが、他の病気と比べると、罹患率はいまだ高率になります。

 東京医科歯科大学大学院健康推進歯学分野准教授の松山氏は、水道水に含まれる天然フッ化物の濃度が、日本人小児の虫歯に及ぼす影響を報告されたので、ここに紹介いたします。

 日本は、水道法によりフッ化物濃度の上限は、0,8ppmで管理されています。

 しかし、地域差はあるものの平均値は0,09ppmと低い値となっているのが現状です。

 2001年出生児の5,5歳および7~12歳時点のデータ、202,517件の回答を分析し、市町村の水道水フッ化物濃度を水道統計で比較しました。

 全体の虫歯治療の割合は35%で、年齢別にみると5,5歳が37%、7歳が40%、8歳が39%、9歳が37%、10歳が34%、11歳が32%、12歳が25%でした。

 分析の結果、フッ化物濃度が0,1ppm上昇するごとに虫歯治療の割合が3,3%低下したそうです。

 フッ化物配合の歯磨き粉が普及した現代では、どこまで影響あるものと考えてよいのかわかりませんが、食後に歯磨きができないときもあるかと思います。

 そんな時は、今回の結果を思い出していただいて、水道水で口腔ケアすることもしないよりは、結果が変わってくるのかも知れませんね。

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