今さら聞けない社会医療法人のおはなし 最終更新日時 : 水谷政也 社会医療法人ってなに!? 公益性の高い医療 愛知、岐阜、三重の看護師の皆さま、こんにちはそしてこんばんわ。 社会医療法人って、なに?自治体の病院と何が違うの?って思っている方はいらっしゃいませんか? 今回は、社会医療法人を誕生した経緯から取り上げてみました。 過疎化した地域にも医療提供体制を整える必要があった国は、採算が合わない赤字の自治体病院だけでは、存続が危ういと考え、2007年に「公益性の高い医療の担い手」として民間の医療法人を認定する第5次医療法を定めました。 医療法人では、認められない収益業務が認められたり、税制優遇、公費の投入など、認定要件は厳しいですが、様々な特典があります。 公益性があって、安定経営のイメージが強く、医師の転職先としても人気があるようです。 では、デメリットはないのでしょうか? 例えば、救急医療は、毎年度、一定基準以上提供し続けることが必要で、認定取り消しの可能性もあります。 認定取り消しになると、それまで優遇されていた法人税は、医療保険業に係る累積所得に対して、一度に法人税等が課されてしまうことが起きるようです。 就職先は、安定してそうだからという理由も良いですが、やりがいであったり、家庭と無理なく両立できるであったり、優先順位は、皆さん異なると思います。 私どもにご相談いただく場合、皆さんの優先順位をお聞かせいただくことで、良いマッチングができるのではないかと考えています。