介護付き有料老人ホームってどんな施設？

　今回は、ご存じない方もいらっしゃると思いますので、介護付き有料老人ホームを紹介をしていきたいと思います。

　有料老人ホームのカテゴリーとしては、住宅型有料老人ホーム、介護付き有料老人ホーム、健康型有料老人ホームがあります。

　その中の介護付き有料老人ホームを取り上げたいと思います。

　都道府県から特定施設入所者生活介護の指定を受けた有料老人ホームが介護付き有料老人ホームです。

　人員配置基準があり、報酬は介護保険報酬で、介護度別による定額制という特徴があります。

　看護師も施設職員として必要となり、利用者が30人を超えない特定施設では、常勤換算1人以上、さらに利用者が30人以上50人までの特定施設では常勤換算で1人以上となっています。

　看護業務は、医療行為が限定されているため、コミュニケーションを重視したい看護師さんには向いています。

　バイタルチェックや服薬管理が主ですが、食事介助、口腔ケア、入浴介助の補助（入浴可否の判断や皮膚トラブルの対処など）、爪切りなどがあります。

　施設にもよりますが、採血、点滴、吸引、経管栄養、インスリン投与、通院介助、看取りなどをおこなったり、介護士と協力して共通のケアをする場合もあります。

　看護師の配置が少なく、医師の指示もすぐにはあおげないことも多いので、不安をもたれる方も多いようです。

　しかし、入居者は要支援や要介護者が対象で、医療依存度の低い方が大半なので、良いのかもしれません。

　住宅型有料老人ホームとは、サービス提供の方法が異なるため、ご注意ください！